【08年12月10日(水曜日) 禁煙910日目】
902日目の日記『胃の悪い人必見!ピロリ菌 除菌治療の話!』でも書きましたが、サブジローの『胃』には大量の「ピロリ菌」がいる事が分かり、除去治療を開始しました。この治療方法は、3種類の薬を朝と晩7日間きっちり飲むだけです。サブジローは飲み始めて12月6日に7日目をむかえ、この薬をすべて飲み終えたのです。
この治療方法は、100%成功するわけではありません。薬を飲んでいる間、胃に負担を掛けるためか、唇が相当乾燥しました。飲み終えた現在、目に見える程の実感は正直ありませんが、胸焼けが全くなくなりました!サブジローは治療に成功したのでしょうか…。成功したら、十二指腸潰瘍も完治する可能性が高いです。
さて…本日、恐るべきニュースが新聞の一面を飾りましたね…。『ソニー』が2010年3月までに正社員8,000人、派遣社員8,000人、合計16,000人の人員削減をするというニュースです。営業益73%減の『トヨタ』ショックといい、日本を代表する大手上場会社の相次ぐ不況の話…。日本や世界はこれから、どうなっていくのでしょうか…。
『ソニー』に関しては2008年3月に、連結純利益は過去最高を記録したそうです。これは『ソニー』だけの話ではありませんが、社員の給料は大して上げず、おそらく会社の体力は、その頃充分付いていたと思います。(サブジローの会社もおそらくそうだと思います。)それなのに、今各会社が「こぞって」リストラをするのは、なぜでしょうか…。
もちろん給料が払えなくなる、という理由だと思いますが、『赤信号 皆で渡れば恐くない』 的精神もあると思います。原油高で一時期ガソリンが、1L→190円代まで上がりました。その影響で、原油を原料とする各部材が高くなり、各社が「こぞって」値上げをしていました。中には 『原油を原料としない物』 まで値上がりしました。
ガソリンの値上げで、運搬費用が高くなるので値上がりします!…はい!分かります!
しかし…サブジローは営業マンなので『さらに』分かるのですが、あの時期に『値上げ』をしておかないと、ほとぼりが冷めた時の値上げは中々許してもらえません。自分の会社だけ値上げをしたら、当然安いところでお客さんは買います。
『どの会社も値上げをしている時に値上げをしておこう!』…そうです。 『赤信号 皆で渡れば恐くない』 的精神です。そういう意味で原油高当時 『便乗値上げ』 は、かなり存在したと思います。
そうなると、会社はもっと儲けていた可能性もあります。 『2008年3月に純利益の過去最高記録を更新した』→『その数ヶ月後に16,000人ものリストラを発表する』 …なんかおかしいと思いませんか?
これも各社が 『今現在』 発表しておかないといけない事です。 『あのトヨタが。あのソニーが大規模リストラする時代』 に乗っておけば、自社だけ責められる事はありません。つまり 『赤信号 皆で渡れば恐くない』 的精神です。
…とこれだけ書いたら、まるで会社ばかり悪者のようなイメージですが、どの会社も本当に大変なのだと思います。…それは、来年迎える 『2009年問題』。実は本当に大変なのはこれからだと思います。
2009年3月に、大多数の契約社員の 『職場との契約』 が切れるのです。これは2006年3月に契約社員の法律が変わって、契約期間が「1年間→3年間」に改正されました。2006年3月から3年後といえば、来年2009年3月なのです。
さらに、どのくらいの契約社員の方が職を失う「可能性」があるかというと、はっきりした数字は政府も把握していないそうです。参考で言えば2006年6月時点では、これに該当する契約社員の方は24万人もいたそうです…。
…もしも、最悪24万人もの方が職を失う事になったら、一体どうなるでしょうか…。その方達の 『消費力』 が無くなり、景気はさらに悪化します。肝心なその方達は、どうやって生きて行くのでしょうか…。世界恐慌が起こるのでしょうか…。サブジローの生活にも影響が出るかもしれません。
もはや、終身雇用の時代は終わっています。 『終身雇用』 という言葉自体、日本だけの観念で、海外では 『残業するな!副業せよ!』 があたり前らしいです。会社だけに支えられて生きていける時代ではない、と考える事の方が普通だと思います。自分の身は自分で守るしかないのです。
あまり公表されていませんが、日本国の借金について知ってしまったら本当にびっくりすると思います。2008年12月10日17時現在、1242兆9057億円です。(こちらの財政赤字問題から見れます)
この額は多すぎてピンと来ないと思いますが、例えば、日本の年間国家予算が約80兆円です。1242兆円とは、日本国が15年以上も維持できる金額なのです!この金額にかかる利子も「しゃれ」になりません。わずか1秒で260万円、1分で1億5千万円、1時間で90億円も増えているのです。(詳しくは禁煙227日目の日記『国家破産への備え?』をご参考下さい)
日本は天文学的額の借金を背負っています。普通の個人で例えたら『破産』するしか助かる手段はありません。個人の生活で日本を当てはめたら月給22万円の人が、借金を毎月18万円して、40万円の生活をしているようなものです。(あくまでもおよその数値です)
あり得ないと思われたら、まずタバコをやめて下さい。いずれこの借金を返済するためにタバコ税が上がります。…とは言え、タバコ税を上げてもこれは返済しきれない額だと思います。平成17年度のタバコ税収は2兆2,400億円です。これが倍になったとしても5兆円にもなりません。仮に年間5兆円としても、個人で例えたら124万3千円の車を買って、年間5千円ずつ返済していくような物です。普通では絶対あり得ません。
とりあえず、副業する前にタバコをやめて下さい。それだけでも家計は全く変わります。『日本中の人が今タバコをやめたら税収が少なくなる!』 そんな声が喫煙者の方から聞こえてきます。ご安心下さい!喫煙者のお陰で国は全く潤っていません。(詳しくは『あなたのお陰で国は潤いません』をご覧下さい)
もちろん会社にいる以上会社の仕事はしっかり頑張らないといけません。あたり前ですが、会社が儲からないと給料はもらえません。しかし 『会社だけを頼りに』 家計を維持させる発想は、早いうちに捨てたほうがいいと思います。やっている人はやっています。頑張っている人は頑張っています。そのためにはまずタバコをやめて 『健康第一!』 です!
本日の日記を読んでくださった方の中に、派遣社員で大変な方、ソニーにお勤めの方、等いらっしゃったかもしれません。そんな中、お気持ち、お立場も考えず、無礼な発言があったかもしれません。しかし、サブジローさえも 『明日はわが身』 です。この問題はタダゴトではないと思っており、日々真剣に考えています。どうか皆さん良い方向へ向かう事を本当に、心から願っております。
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