【07年02月10日(土曜日) 禁煙241日目】
どちらかというと自分は、男のくせにロマンチストな方だ。夏の終わりや、年末の12月31日や、各種記念日や・・・、そんな時は色んな事を思い出しながら、結構1人でひたってきた。
自分は今年35歳。もうおっさんだ。10代から20代前半頃は、自分が35歳に成る事は考えてもいなかった。ずっと遠い先の事だと思っていた。今の自分が50歳になる事をリアルに想像できないように。
そして・・・今でも夢や、生活観や、『気持ち』はあの頃と何も変わっていないと思っていた・・・。そう、・・・悲しい事にそれはもう過去形なのだ。
あの頃と何も変わっていないと思っていたのに、実は相当変わってしまった事に最近気付いた。ロマンチスト観が限りなく0に近くなってしまったのだ。
ロマンチスト観が無くなると、心で物事を捕らえる事ができなくなり、ただ生きているだけになる。何の為に生きているのか?と今聞かれたら、子供の為、家族の為と答えるだろう。しかし、それは決して悲しい事ではない。
最近の生き方は、流行(はやり)の歌も全く知らず、感じた事も明確ではないので、去年とその前の年との区別が思い出せない。時間の早さばかりが気になる。
そんな事に気付いた自分は、昨年(2006年)の秋から昔から好きだった浜田省吾の2枚組みのアルバムを車で聴き始めた。その年はそのアルバムをイメージできる年にしようと思ったのだ。
新しい歌をカーステレオで聴く事は何年ぶりだったろうか?それは35歳の一般論ではなく、サブジロー個人としての気持ち。他の人はこんな事に努力はしていないだろう。
タバコをやめて8ヶ月。健康な体を徐々に取り戻してきた。自分がタバコを吸い始めたのは、19歳の頃。タバコを吸う前の体に近づけるのかな?と思った時、体は近づけても心は近づけないと思った。
悲しいと感じたのは、だだそれだけだ。
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